■雛人形の飾り方
雛人形を飾るには、まず据える場所をきちんと決めてからひな壇を作りましょう。人形を扱う時には、できれば手袋を用意して下さい。素手で触ると手の油が付き、そこからカビが生えることがあります。
人形は中心を決めて左右バランスよく置きましょう。飾ってから、少し離れて眺め、バランスを見ると良いでしょう。
お人形が痛まないように飾るのも大切です。特に直射日光が当たる場所は厳禁です。乾燥し過ぎは人形にとって良くありませんし、紫外線によって衣裳が変色・退色することもあります。暖房の温風が直接当たるような場所も大敵です。

※京都風の雛人形を基本にしています
内裏雛 だいりびな→人形辞典
(1)女雛
(2)男雛
京都風は女雛が向かって左にきます
三人官女 さんにんかんにょ→人形辞典
(3)加銚子(くわえのちょうし)
(4)嶋台/三方
(5)長柄銚子(ながえのちょうし)
間に高杯を置く
※京都では三方ではなく嶋台(しまだい)になります
五人囃子 ごにんばやし→人形辞典
(6)太鼓
(7)大皮鼓(おおかわつづみ)
(8)小鼓(こつづみ)
(9)笛
(10)
扇を持つ謡い手
随身 ずいじん→人形辞典
(11)右大臣
(12)左大臣
間に菱餅と御膳を飾ります
仕丁(衛士) しちょう(えじ)→人形辞典
(13)熊手/怒り顔
(14)ちりとり/泣き顔
(15)ほうき/笑い顔
※一般的には左から台笠、沓(くつ)台、立傘を持った衛士を飾ります。
道具類→人形辞典
箪笥、挟箱(はさみばこ)と長持、鏡台、 針箱、火鉢、茶の湯道具、御駕篭、重箱、御所車など